「3ヵ月で国語の偏差値が49から64」など、短期間に目標を達成する人が続出中の『たった1分見るだけで頭がよくなる 瞬読式勉強法』。受験勉強だけでなく、資格試験、英検、昇進試験など、すべての試験で効果を発揮。受験生や資格試験突破を目指すビジネスパーソンに広く受け入れられている。このメソッドは、勉強前に1分間行うだけ。にもかかわらず、判断力、記憶力、想像力、集中力、瞬発力を同時に上げ、右脳の働きを最大化。学習スピードと高い効果を同時に獲得できる画期的な勉強法である。本稿では、本書より一部を抜粋・編集して、瞬読式勉強法とは何かについて紹介していく。(構成:長沼良和)

瞬読式勉強法Photo: Adobe Stock

「地頭がいい人」とは「答えがない答えを出せる人」

 近年「地頭がいい」という表現をよく見かける。

「地頭がいい」とは、後天的なものではない「持って生まれた頭の良さ」を指すのが一般的である。

 地頭がいい人は、頭の回転が速く、コミュニケーション能力が高い。話を論理的に展開して、豊富な知識を駆使して話すことができる。

 本書では、地頭がいい人を以下のように定義している。

いろいろな解釈があると思いますが、私の考える地頭がいい人は、「答えがない答えを出せる人」です。(P.60)

 地頭がいい人は、基礎知識が豊富で、これまでに学んだことや経験を通じて、さまざまなことを知識として蓄えている。

 そのため、答えがないように見える問題に直面しても、過去に得た知識を基にして解答を推測できるのである。

訓練すれば誰でも「地頭がいい人」になれる

「地頭を良くしたいけれど、持って生まれた特別な能力だから身につけられない」と思ったことはないだろうか。

「地頭がいい」のは、生まれながらに頭がいい天才と呼ばれる人たちのことだと思っているかもしれない。

 難しい内容をわかりやすく整理して、流れるように解説している人を見ると、惚れ惚れしてしまう。

 同時に、「自分にはできない」と感じるかもしれない。

 ところが、誰でも地頭を良くできるとしたらどうだろう。

 実は日頃の訓練によって、地頭を鍛えていくことができるのだ。

「見たら答える」の習慣が地頭を鍛える

 地頭を鍛えるには、「見たら答えるを習慣にすること」が重要だ。

普段から、あらゆることに自分で答えを出すことを習慣にしていれば、どんな人でも地頭は鍛えられていくのです。(P.61)

「見たもの対して回答すること」を習慣にする。

 日常生活の中で、目に入るもの全てを教材として訓練するわけだ。

 たとえば、映画を観たらその感想をブログに書いたり、Twitterでつぶやいたり、人に伝えたりする。人気のパン屋さんに行ってパンの写真と感想をInstagramにアップするのでもいい。

 中吊り広告に書かれているコピーから、記事の内容を連想してみたりするのも地頭を強化する訓練になる。

 インプットしたら、必ずアウトプットをする。これにより地頭は着実に良くなっていく。

「見たら答える」を習慣化することで、アウトプットの質が高まり、自然と地頭が鍛えられていることを実感するだろう。

「なぜ」の力で、思考を深める練習をする

「見たら答える」習慣で大事なのは、「なぜそうなるのだろう?」と常に疑問を持つことである。

「好奇心のアンテナを立てる」というとわかりやすいかもしれない。

 好奇心の原動力は「なぜ」と感じることだ。

「なぜあのレストランは長蛇の列ができるのだろう」
「なぜあのパン屋は人気なのだろう」
「なぜ夕日は赤いのだろう」

 好奇心のアンテナにひっかかった疑問は、「なぜ」を連発することによって回答を得られる。

 大規模な工事現場があったら、「なぜこんなに大きな工事をしているのだろう」とまず考えてみる。

 そして、「再開発の一環かもしれない」と、自分なりに答えを出してみるのも良い練習である。

 好奇心のおもむくままに疑問がわいたら、その疑問に対して答えてみよう。

 正しいかどうかはともかくとして、推測することが大事だ。

「見たら答える」を習慣にすることで、基礎知識が蓄積されていく。

 過去に得た知識と新しい知識がつながって「こういうことだったのか」という新しい発見が生まれることも増えてくる。

興味の対象が増えると、特別な努力をしなくても基礎知識は増えていきます。(P.47)

 知識と知識がリンクすることで、より強固な知識として脳内に積層されていく。

 これこそが、地頭が鍛えられていくしくみである。