「認知症、ボケ予防に役立つ」「記憶力や思考力がアップし、勉強に活かせる」「頭の回転が速くなった」「本が速く読めて、判断スピードがあがった」「モチベーションの向上、習慣化につながる」「持続力が増して途中で投げ出さなくなった」などの声が届いた、くり返し楽しんで使える1分間瞬読ドリルに、超入門編が登場。1分間で与えられた課題を見ていくだけで、「記憶力」「思考力」「判断力」「読解力」「集中力」「発想力」が抜群にアップ! シニアには認知症を防いで記憶力アップを、子どもには育脳・勉強脳に役立ち、大人には、仕事・家事などのパフォーマンスが向上! 今回は、6歳から100歳まで、問題はやさしくなり、効果が倍増した1分間瞬読ドリル 超かんたん!入門編で、脳をぐ~~~~んとよくしていきましょう!(取材・文/狩野南)

あなたは「右脳型」? それとも「左脳型」?Photo: Adobe Stock

短時間で答えをイメージし、言葉にすることを繰り返し

 右脳を鍛えることは大事ですが、右脳と左脳は別々に動いているわけではありません。

 左脳を通して入ってきた言葉を右脳でイメージしたり、右脳でイメージしたものを左脳で言葉に置き換えたりと、相互に連動しながら動いています。どちらか片方だけの力では、記憶することも思考することも本当の意味では成り立たないのです。

 これまでの学校教育は、完全に左脳に偏っていました。「丸暗記した答えを4択の中から選ぶ」「決められた答えを書く」――以前はそれで点数が取れたかもしれませんが、今の時代は違います。

「なぜその答えを導き出したのか?」と、過程を問われる試験に変わってきています。「なぜそうなったのか?」を、自分の経験や情報の中から瞬時に選び出し、導き出せるのが「右脳の力」です。

 そして、導き出した答えを言葉で説明する=アウトプットするのが、「左脳の力」です。覚えたことを記憶にしっかり定着させるためにも、アウトプットは欠かせません。

 脳トレドリルをやるときも、頭の中だけで答えを出すのではなく、答えを声に出してみましょう。アウトプットまでやることがトレーニングだと思ってください。

 短時間で答えをイメージし、言葉にすることを繰り返していくうちに、右脳も左脳も活性化されます。どちらもバランスよく使える人こそ、これからの時代に求められているといえるでしょう。

*本連載は、1分間瞬読ドリル 超かんたん!入門編から一部抜粋、追加取材・加筆したものです。