バイデン米政権は、200億ドル(約2兆5500億円)相当のトルコへの新型戦闘機「F-16」売却と、ギリシャへの次世代戦闘機「F-35」の売却について、議会の承認を求める準備を進めている。実現すれば、外国に対する武器売却としては近年で最大規模となる。米当局者が明らかにした。バイデン政権は1年以上前からトルコへのF-16の売却を検討してきたが、その規模はこれまでの予想を上回る。事情に詳しい当局者によると、今回の売却案には40機の新型機と、トルコが保有する既存のF-16のうち79機を改修するためのキットが含まれる。トルコのメブリュト・チャブシオール外相は来週にもワシントンを訪れる予定で、ほぼ同じタイミングで議会への通知が行われる見通しだ。当局者によると、今回の提案には900発以上の空対空ミサイルと800発の爆弾も含まれている。
米政権、トルコとギリシャへの武器売却を準備 議会に承認要請へ
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