大手金融機関がより好調な決算を達成することは、しばらく無理かもしれない。米銀大手の2022年10-12月期(第4四半期)決算は、金利上昇を追い風に中核である融資事業の収入が大幅に増加した。13日発表の決算によると、純金利収入はJPモルガン・チェースが前年同期比48%増、ウェルズ・ファーゴは45%増、バンク・オブ・アメリカ(バンカメ)は29%増、シティグループは23%増だった。米連邦準備制度理事会(FRB)は利上げを継続する姿勢を示しているが、それにもかかわらず、各行は純金利収入の目を見張るような増収ペースが今後は減速していくとの見通しを示した。