*本稿は、現在発売中の紙媒体(雑誌)「息子・娘を入れたい会社2023」の「親子で学ぶ注目業界完全ガイド」を転載し、一部加筆したものです。
就職活動は“情報戦”。限られた時間で、情報を取捨選択し、研究を深める必要がある。効率化するためのポイントとは何か。(ダイヤモンド社 ヴァーティカルメディア編集部 松野友美)
「内々定」が出る時期は
商社では財閥系がいちばん最後
就活が急激に慌ただしくなるのは、大学3年生の冬以降だ。企業の就職説明会が本格化し、エントリーシートの提出や面接など、多くの企業で締め切りや選考が重なる。
準備の時間が足らずに満足いく就活ができなかった、などということにならぬよう、あらかじめスケジュールを調べて、計画的に就活を進めよう。
手始めに知っておくといいのは、「内々定」が出る時期(下図参照)だ。
形式的には4年生の10月に正式な内定が出るが、本稿では、それ以前に企業が受験者にささやく選考の結果を内々定と表現する。基本的には、業界内の大手や人気企業ほど内々定通知の時期が遅くなる傾向がある。
ただし、外資系のコンサルティング会社や金融機関、テレビ局、一部のIT企業は例外だ。インターンシップを足掛かりに、3年生のうちに選考が始まり、4年生になる前に選考が終わるところも多い。こうした企業を志望するならば、出遅れないように注意しよう。