ロシアルーブルは2022年、予想外の上昇相場となり、年間上昇率で上位の通貨に名を連ねたが、足元では弱含みつつある。今後の方向性は、欧米諸国の制裁措置が相次ぎ強化される中でロシア経済がいかに持ちこたえているかを示す指標となる。  ルーブルは昨年12月初め以降に対ドルで12%下落し、過去1年間の上昇幅のほぼ半分を失った。同月に欧州連合(EU)のロシア産原油禁輸措置が発動され、それと同時に米国が中心となってロシア産原油にバレル当たり60ドルの取引価格上限を設けると、ルーブルは下げ始めた。