――筆者のジェイソン・ツヴァイクはWSJパーソナル・ファイナンス担当コラムニスト ***  悪いニュースはもはや良いニュースではないのかもしれない。  年明けから2週間、金融市場は大みそかのパーティーが続いているかのようなにぎわいだった。市場参加者はインフレを抑え込むまで利上げを続けるとの米連邦準備制度理事会(FRB)のメッセージを、最悪期を脱したことを示す新たなシグナルと受け止めた。  先週になって状況は一変した。株価は13日にピークを付けたあと低迷している。S&P500種指数は3日間で3%近く下落し、今月急騰した銘柄の多くは大幅に値を下げた。