「(41-39+36-31-24)×(13-0)」を15秒で暗算できますか?
次の問題をみてください(【問題2】も中学数学の範囲です)。
(41-39+36-31-24)×(13-0)=
この計算の順序については、次の2つのきまりを使います。
・ふつうは、左から計算する
・かっこのある式では、かっこの中を先に計算する
これをふまえると、例えば、次のように計算すればよいとわかります。
(41-39+36-31-24)×(13-0) ←左のかっこ内を計算
=-17×(13-0) ←かっこ内を計算
=-17×13
-17×13は、「17と13の積」に-(マイナス)をつければ求められます。17×13は、「十の位が1の2ケタの数どうしのかけ算」なので、おみやげ算で、次のように計算できます。
・17×13の右の「13の一の位の3」をおみやげとして、左の17に渡します。すると、17×13が、(17+3)×(13-3)=20×10(=200)になります。
・その200に、「17の一の位の7」と「おみやげの3」をかけた21をたした221が「17と13の積」です。だから、「-17×13=-221」です。
これで「(41-39+36-31-24)×(13-0)=-221」と求められました。
【問題2】では、「計算の順序の知識」と「おみやげ算」を使いましたが、スムーズに暗算できたでしょうか。
おみやげ算ができるようになれば、【問題2】を15秒以内に暗算することも可能です。まずは、11×11~19×19の暗算をマスターしましょう。小学生の計算力強化はもちろん、大人の脳トレとしても役立つ、新刊『小学生がたった1日で19×19までかんぺきに暗算できる本』がおすすめです。