【ワシントン】米司法省は26日、当局が「Hive(ハイブ)」と呼ばれるランサムウエア(身代金要求型ウイルス)攻撃で悪名高いハッカー集団のネットワークに侵入し、ソフトウエアを復号化する鍵(キー)を取得して、サーバーの押収に成功したと発表した。一連の捜査を「21世紀のサイバー張り込み劇」と評価した。  この集団は近年最も多くの被害を出している危険なサイバー犯罪組織の1つとして、当局とサイバーセキュリティー専門家の間で広く知られていた。司法省によると、同集団は病院や学校を含む1500以上の組織に攻撃を仕掛け、身代金として1億ドル(約130億円)以上を受け取ってきた。