米国では株価の下落によって勢いづいたアクティビスト(物言う株主)が、同じ大企業に群がっている。  成長鈍化と経営陣の退職に苦しむ顧客関係管理ソフトウエア大手のセールスフォースは、少なくとも4社のアクティビストに直面している。娯楽・メディア大手のウォルト・ディズニーは有名なアクティビスト2社に目を付けられ、そのうち1社は取締役会の席を巡って戦いを挑んでいる。クラウドソフトウエアのスプランクは昨年アクティビスト2社に関与され、玩具メーカーのハズブロは取締役の選任を巡りアクティビスト2社の要求をかわした。