やる気がない、落ち着きがない、飽きっぽい、引っ込み思案、うるさい、頑固…。「うちの子は平凡で気になるところばかり」という相談をよく受けます。すべての子に「強みの芽」は必ずありますが、親は見落としがちになるものです。しかし「ある診断」をするだけで、【わが子の強み】がハッキリ見えてきます!5000人以上の子どもを指導してきた経験から解説します。(TLC for Kids代表 船津 徹)
「わが子の『強み』は何ですか?」
そう聞かれてパッと答えられる人は少ないのではないでしょうか。強みとは子どもの性格的・身体的・技能的な特性のことです。明るく社交的というのは性格的な強み。身体が大きくて力が強いのは身体的な強み。手先が器用で物覚えが良いというのは技能的な強みです。
子育ての成否は
「強みを見極められるか」で決まる
「うちの子には優れた部分はない」「親が平凡だから子どもも平凡」などと言う人がいますが、それは違います。上記の三つの特性を備えていない子など、ただの一人もいません。誰もが輝かせるべき「強みの芽」を持っているのです。他の子どもとは違ったところ、目立っているところ、得意なこと、必ず一つ以上は持っています。
しかし、親がその特性に気づけないケースが多いのです。子どもを思うあまり、「できないこと」に目が向きがちになるからです。子どもが生来持っている強みを無視した教育環境を与え続けていると、子どもは「自分らしさ」をどんどん失っていきます。
学力アップ、やる気、自主性、自己肯定感、メンタル、コミュニケーション能力、好奇心、非認知能力…すべて「強み」を育てることで爆発的に伸びます。反対に、強みを育てないまま努力を積ませると、大人になってから燃え尽きます。子育ての成否は「親が子どもの強みを見極められるか」にかかっているのです。
実は、子どもの強みを簡単に見つけられる「診断」があります。