開成・桜蔭・筑波大駒場・渋谷幕張…。東京・吉祥寺を中心に都内に展開している進学塾VAMOSは、「入塾テストなし・先着順」で生徒を選抜しないのに有名難関校に続々合格させると話題の塾だ。男女別カリキュラムを取り入れたロジカルで科学的な学習法は、特にエリート父親層から圧倒的な支持を集めている。本連載では話題の新刊『ひとりっ子の学力の伸ばし方』を上梓したVAMOSの代表・富永雄輔氏に、保護者からよく聞かれる質問とその回答を教えてもらった。
私がいつも言っているのは、「日曜日の夜7時半から30分、家族全員が本を読む」です。
時間に関してはこのタイミングである必要はないのですが、日曜日の夜は時間的に余裕がある家庭が多いのでこう言っています。
『世界の果てまでイッテQ!』や大河ドラマが始まるまでの20~30分の間、食事が終わったら、家族全員が活字の本を読む。
この習慣がある中で1人だけゲームをやる勇気は子どもは持てないと思うんですよ。
一番大事なのは、家族全員が本を読むことです。本を読むことが修行にならないようにすることが大事です。
本が嫌いで本を読まない子には、「読書って楽しい」と思わせることが必要です。そのためには、「みんなで読書をする」という方法がベストだと思います。
また、お子さんが幼稚園児もしくは小学校1~2年生くらいだったらその時間を「読み聞かせ」にしてもいいでしょう。
導入として「読み聞かせ」があって、そこから徐々に読書の時間にしていくと、一番読書習慣がつきやすいのではないかと思います。