開成・桜蔭・筑波大駒場・渋谷幕張…。東京・吉祥寺を中心に都内に展開している進学塾VAMOSは、「入塾テストなし・先着順」で生徒を選抜しないのに有名難関校に続々合格させると話題の塾だ。男女別カリキュラムを取り入れたロジカルで科学的な学習法は、特にエリート父親層から圧倒的な支持を集めている。本連載では話題の新刊『ひとりっ子の学力の伸ばし方』を上梓したVAMOSの代表・富永雄輔氏に、保護者からよく聞かれる質問とその回答を教えてもらった。
学年やタイミングにもよりますが、私が最初にするアドバイスは、「ひたすらゲームやらせてみろ!」なんです。
恋愛でも「付き合っちゃだめですよ」と言われた男女ほど、どんどん深みにはまっていくと思うんですが、それと似ていると思っています。
つまり、ゲームは制限をかければかけるほどやりたくなったり、隠れてやるものだと思うんです。
逆に、「どうぞご自由に」としていると、たいていの子はそのうち飽きます。
「次のゲームソフトにはいくのでは?」と聞かれることもあるのですが、今のお子さんたちは昔の子どもと比べて飽き性です。
「飽きっぽいので、ゲームすら続かない」という言い方もできるかもしれません。
この理由としては、彼らの生活が「忙しい」というのが一番だと思います。
習い事の多さだったり、楽しいことがたくさんあったり、親世代よりも時間が限られ、選択肢が多くあるのが今の子どもたちです。
一度、飽きるまでやらせてみるのも、ひとつの方法だと思います。