「急に運気が上がった」「宝くじに2度も当選!」。あたらしい時代の開運術を実践すると、あっという間に開運体質に変わります。『あたらしい時代の開運大全』では、風水から神社参拝、厄除け、吉日、金運、人間関係運など、さまざまな切り口から、これからの時代に実践すべき開運術をお伝えしています。誰もが興味を持つ金運についても、実はお金の使い方次第で上げることも下げることもできます。今回は仮にお金に困ったとしても、必要なときに必要な分だけお金が手に入った人のエピソードをご紹介。金運アップのためにその人がしていたことは何でしょう。『あたらしい時代の開運大全』では、これからの時代の金運アップ術を多数紹介しています。(構成/井澤梓)

【金運アップ】お金が必要なときに、必要なだけ手に入る! これができれば金運は上がるPhoto: Adobe Stock

ひょんなところから
必要なお金が流れ込んできた

『あたらしい時代の開運大全』では、「金運アップ」や「人間関係アップ」など、目的に合わせた開運術をご紹介しています。私がお伝えするような開運術を、無意識のうちに実践している人が時々います。

 そんな中の一人に起こった奇跡のようなできごとを、今回はご紹介します。

 数十年前にも瞑想やヨガブームがあり、当時の私はとある瞑想の先生に習っていました。その先生は人望も厚く、先生の周りにはいつも人が集まり、教室は賑わっていました。それなのになぜか、先生の生活は困窮していたのです。

 なぜか。理由は明確で、当時の先生の月謝はたったの2000円。これでは、いくら人が集まっても、忙しくなるばかりで生活がラクにはなりません。それなのに先生は、自分が得た学びを広めるためだと、月謝を上げようとはしませんでした。

 そしていよいよ生活に困窮し、数万円の家賃すら払えなくなっていたのです。

「なじみの定食屋で、大好物の焼肉定食を食べたいなぁ――」

 そう思いながら、絶望的な気分で道を歩いていると、先生はある生徒さんと、ばったり出くわしました。偶然の出会いに驚いていると、生徒さんがこう言うのです。

「さっき、くじが当たって臨時収入が入ったんです。いつもお世話になっているから、先生にプレゼントしますよ」

 驚いて中身を見たら、封筒に入っていたのは、なんと先生が支払えずに困っていた家賃と、食べたいと思っていた焼き肉定食をぴったり合わせた金額だったそうです。

 これは神様のプレゼントだと思ってありがたく受け取り、先生は家賃を支払い、焼き肉定食を食べることができました。

 するとその日から、先生の仕事がうまく回り始めたのです。大きな仕事が舞い込むようになり、教室の経営は安定。キーマンとなった生徒さんに、お礼のプレゼントを贈ることもできたそうです。

 生活への不安がなくなったことで、瞑想の教えを広めることに集中できるようになり、先生のところにはさらに新しい仕事が舞い込むようになったそうです。

あなたが望めば、お金は
必要なタイミングで降りてくる

 この出来事を目の当たりにした私は、人の行いというのは「宇宙銀行」に貯金されているんだと気づきました。そして、その貯金は、その人にとって一番大切なタイミングで降りてくる。

 人はつい、誰かのために何かをすると、その見返りを求めてしまうものです。もともとは純粋に相手を思ってやった行為でも、相手が感謝せず、当たり前のような態度だと思わず腹を立ててしまったりします。

 しかし、この瞑想の先生は、いつも見返りを求めることなく、周囲の人のために行動していました。そんな行動が「宇宙銀行」に貯金され、先生が最もお金を必要とするタイミングで、ある生徒さんの親切という形で宇宙から降りてきた。私には、そう感じられてなりません。

『あたらしい時代の開運大全』にも書いていますが、何ごとも、溜め込んでしまうと気の流れがよどんでしまいます。

 金運だって幸福だって、自分の中だけで溜め込まず、人に分け与えていきましょう。

 すると不思議なことに、運気は巡り、本当にあなたが運を必要とするときに、あなたに必要な量だけの幸運が巡ってくるようになるんです。

 金運や幸福を循環させると、それはさらに大きくなってあなたに返ってくることもあるでしょう。

 普段から、困っている人がいたら見返りを求めずに手を差し伸べること。そして「最近、運が良いな」「ついているな」と感じたときほど、積極的に人のためにお金を使ってください。

 あなたの素敵な行いは、必ず「宇宙銀行」に貯蓄され、巡り巡ってあなたの金運をアップさせてくれるでしょう。