40代で「キャリア迷子」は悲惨!職場でくすぶる人に足りない3つのことキャリアを正しく考えるための重要な三つのポイントとは?(写真はイメージです) Photo:PIXTA

今後は一つの会社でキャリアを終えるのではなく、いくつかの職場で仕事をすることが当たり前の時代になると言われている。転職する人も増えるだろう。そのとき、キャリアについて正しく考えていなければ“キャリア迷子”となり、転職を後悔する可能性が高い。今回は、キャリアを正しく考えるための重要な三つのポイントを解説しよう。(キャスター取締役 石倉秀明)

「正しく」キャリアを考えないと
後悔したり悶々としたりする日々が続く

 私たちを取り巻くキャリア環境は大きく変わってきている。そう感じている読者の方も多いのではないだろうか。

 2023年は「大転職時代元年」とも言われ、一つの会社でキャリアを終えるのではなく、生涯でいくつかの職場で仕事をすることが当たり前な時代になると言われている。多くの大企業でも年功序列型の給与制度の廃止やそれに代わってジョブ型雇用の制度導入が進んでいるし、今後社会に求められる人材を増やすために社員のリスキリングに本腰を入れ、多額の投資を実施する企業も増えてきている。

 読者の中にもこれからの自分のキャリアは大丈夫だろうか、キャリアを考え直した方がいいのではないか、と考えたことがある読者は少なくないだろう。

 ただ、キャリアを考える場合に「正しく」キャリアを考えないとキャリア迷子と呼ばれる状況に陥ってしまう人もたくさん見てきた。意気揚々と新しい環境に飛び込んだものの、成果を出せずに転職を後悔している人や、新しくスキルを身につけようと思っているがそれが何に役に立つのかわからず躊躇(ちゅうちょ)したまま数年経過している人などだ。

 そんなキャリア迷子状態にならないために、キャリアについて知っておくべきことをお伝えしたいと思う。

 特に、以下の三つの点については必ず知っておいてほしい。