40代のキャリア停滞は「常識のアップデート」で回避できる理由
40代からのキャリアを停滞させてないためには? Photo:PIXTA

成功体験があるほど
マーケットに適応できない

 大手企業で40歳以上の社員を中心に希望退職を募る動きが続いています。40代半ばであれば子どもが中高生で、これから教育費負担が重くなるという人も多く、不安に思うこともあるでしょう。

 一方、人生100年時代となって75歳や80歳まで現役で働くとすると、大卒後から働き始めた人は40代後半あたりが折り返し地点になり、まだまだ先は長いということになります。

 そう考えていくと、40代でキャリアを停滞させている場合ではありません。多くの企業の定年が55歳だった時代では、40代半ばになるともう「あがり」が見えてきたという感覚があったと思いますが、もはやそんな時代ではないのです。

 しかし現実の40代は、これまでに積み重ねてきた経験がモノを言う半面、現在の急激な環境の変化に追い付いていない面も多々あります。さまざまな領域でデジタル・ディスラプションが発生し、劇的に変貌するマーケットに適応することは、成功体験がある人ほど大変かもしれません。

 たとえば、最近は従来型の訪問営業をせず、電話やメール、ウェブ会議システムを活用したインサイドセールスで営業活動に取り組む企業が増加していますが、「営業は足で稼ぐ」と言っていた世代からすると、これはものすごい手抜きに映ります。そして「そんな営業はあり得ない」と頭から否定してしまうのです。