ベスト人気レシピ第5位
【ローストビーフ】

『志麻さんのプレミアムな作りおき』P50~51)

【TVで話題沸騰!ひなまつりは伝説の家政婦・志麻さん】オーブンを使わないから失敗しない“ローストビーフ”、意外と簡単レシピ、大公開!【書籍オンライン編集部セレクション】オーブンを使わないから焼き加減に失敗しない【ローストビーフ】

 普段声をかけてくださる読者の方から、「作ったよ」と言ってくださることが多いのがこの「ローストビーフ」です。

 私は普段3時間で10~15品作るのでオーブンもレンジも多用していますが、このローストビーフはオーブンも使いませんし、むずかしい火加減の調整もいりません

 ローストビーフは普段の食事にはもちろん、パーティなど、たくさん人が来た時にも使えてテンションの上がる料理でもあります。

「作ったよ」と言ってくださる方の中には男性も多く、「意外と簡単に作れた」と言われました。発刊後に、たくさんの人に作ってもらえるのだなと実感した料理でもありました。

 私は以前レストランで働いていたので、もっと本格的に作るレシピもたくさんあるのですが、家庭で作って食べる場合は作る楽しみも味わってほしいと思っています。

★材料(4~5人分)★
◎牛もも肉(かたまり) 500g
◎塩、コショウ 各適量
◎サラダ油 適量
◎ソース
 玉ねぎ 1/2個
 赤ワイン 100ml
 コンソメキューブ 1/2個
 バター 30g

★作り方★
1
 肉は冷蔵庫から出して1時間以上おき、室温に戻す。ソースの玉ねぎは、薄切りにする。

2 肉の表面全体にしっかり塩、こしょうをふり、手ですり込む。フライパンを充分に熱して油をひき、肉を入れて強火ですべての面にしっかり焼き色をつける。1面ずつ、動かさないで焼きつけ、全面が焼けたら取り出す。フライパンはあとでソースを作るので、そのままおいておく。

3 2の肉をラップで2重にぴちっとくるんでから密封袋に入れ、できるだけ空気を抜いて口を閉める。

4 大きめの鍋に3がすっかりかぶるくらいの湯を沸騰させ、3を入れる。肉が湯から出ないように、肉の上に鍋や皿をのせて、湯がポコポコ沸騰している火加減でゆでる。3分たったら火を止めて、湯につけたまま15分おく。湯から出して、さらにそのまま30分以上おく。

5 その間にソースを作る。2のフライパンにたまった脂を捨て、玉ねぎを入れる。透き通るくらいに炒めたら、赤ワインを入れて強火にかける。コンソメキューブと水大さじ2を加えて、木べらでフライパンについた焦げをこそげて、煮溶かす。1/4量になるまで煮つめる。ざるで小鍋にこし入れ、玉ねぎは押しつぶしながらこす。小鍋を火にかけ、バターを入れて混ぜながらとかす。

6 冷めたら肉を袋から取り出してそぎ切りにし、5のソースを添える。

★MEMO★
 上の写真では、イタリアンパセリを添えた。いんげんやブロッコリー、アスパラガスなどを、ゆでたりバターで炒めたりして添えても。

★作りおきするとき★
 密封袋から出してラップを取り、表面の水分をペーパータオルでふき取る。かたまりのまま、新しいラップでぴちっと包んで、冷蔵庫へ。食べる分だけ切り分ける。ワンポイントは次のとおりです。