中国の習近平国家主席は6日、米国主導の「中国封じ込め政策」が過去5年間にわたり自国が直面してきた問題と世界的な不確実性を悪化させたと非難した。習氏が米国を名指しで非難するのは異例。国営新華社通信によると、習氏は国政助言機関である全国政治協商会議に出席し、「米国を中心とする西側諸国による全面的な封じ込め、囲い込み、弾圧が、中国の発展に前例のない深刻な試練をもたらした」と言明した。習氏は概して公の場で米国を直接批判することを控えており、今回の発言は異例といえる。党内の演説で米国について批判的に言及することはあるものの、そうした発言は部下を通じて党内外の幅広い層に伝わるケースが多い。通常、米国など西側諸国との関係を説明する際は明確に名指しするのではなく、「特定の」国と呼んで慎重かつ曖昧な表現に終始してきた。
習主席、異例の米国名指し非難
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