【ワシントン】米連邦準備制度理事会(FRB)のジェローム・パウエル議長は7日、上院銀行委員会で証言し、今年に入り力強い経済活動が続いていることから、利上げを加速させる可能性があるとの認識を示した。また、高インフレに対処するため、想定以上に金利を高く引き上げることもあり得ると述べた。  パウエル氏はこの日から2日間の議会証言に臨む。初日の上院銀行委員会向けの準備原稿では、0.25ポイントの利上げペースが既定路線ではないことを初めて公式の場で表明した。  また「最新の経済データは予想以上に強く、最終的な金利水準が以前の予想より高くなる公算が大きいことを示唆している」と説明。