高年収だが支出も多い
Sさんの早期リタイアはアリ?
今回の相談は、52歳の女性会社員、Sさんからです。
Sさんはシングルマザーとして子育てをしながら仕事でも努力し、転職を経て高給を勝ち取りました。
2023年3月時点での年収は、額面で1300万円に上ります。ですが、息子さんの独立を機に「仕事への気力が湧かなくなった」ため、退職を考えているといいます。
月間支出のベースは約46万円で、ペット関連、衣服、美容、趣味などにお金を使っているというSさん。もし本当に早期退職した場合、家計は大丈夫なのでしょうか。
【家族構成とそれぞれの年齢】
・Sさん(52歳女性会社員、一人暮らし)
・息子(27歳、未婚、独立済み)
【世帯収入】
・元々の年収は1570万円程度(手取り月給92万円、ボーナスなし)
・2023年3月以降は年収1300万程度(手取り月給70万円、ボーナスなし)に減少
・退職金はなし
【月間支出】
・住宅ローン:15万8500円(69歳で完済予定。現在の残債は2600万円)
・住宅の管理維持費など:2万2500円
・生命保険、がん保険、年金保険:合計1万9000円
・通信費:1万6000円
・ペット関連費用:2万円
・ふるさと納税:2万円
・食費:4万円
・交際費2万円
・交通費(通勤費含む):1万5000円
・衣服/美容関連費:3万円
・医療/健康関連費:3万円
・趣味等:2万5000円
・その他の出費/雑費:1万5000円~
※合計46万円前後
※家電の買い替えが年間10万円発生する場合も
【貯蓄】
・現金:1970万円
・FX口座:2120万円
・投資信託:450万円(毎月8万円を積み立て、上記の支出内訳には含まず)
・株式:430万円
・企業型確定拠出年金(401k):210万円(毎月8万円を積み立て、上記の支出内訳には含まず)
※合計金額は5180万円
【その他】
・56歳で退職した場合、年金の受給見込み額は14万円
・65歳で退職した場合、年金の受給見込み額は17万円
・5年以内に、息子の結婚祝いとして100万円をプレゼント予定