年収950万円の母子家庭49歳母、7000万円の自宅購入で赤字家計に…老後は大丈夫?写真はイメージです Photo:PIXTA

夫との離婚が正式に決まり
持ち家を出ることに

 今回の家計相談は、年収950万円の49歳女性、Xさんからです。

 Xさんは10年以上前に、当時のご主人が出て行ってしまいました。その後しばらくは正式に離婚しないままの状況が続き、Xさんは夫婦の持ち家に住みながら育児をすることができました。

 しかし、このたび離婚が成立し、Xさんは家を出ることに。一念発起して、手数料込みで7000万円の新築マンションを購入したのですが、一気に家計は赤字になってしまいました。

 Xさんはもともと、お金遣いには無頓着なほうだったといいますが、今のままで老後も持ちこたえられるのか、お悩みです。

【家族構成】
・Xさん(49歳):フリーランスとして働いている
・長女(21歳):私立大学3年
・次女(18歳):私立大学1年 
・ペット:犬1匹

※長女の学費と一人暮らしの生活費は父親(元夫)が負担。

※次女はアルバイトをしてお小遣いを稼いでいるので、金銭的な援助は少なめ。今後は成人式費用や運転免許の取得費用を支援する予定。

※飼い犬については、トリミングや餌代などの出費がかさんでいる状況。

【世帯年収】
・例年は額面で950万円、少ない年は850万円程度(ボーナスなし)

※フリーランスとして契約している1社に社会保険に入れてもらっているが、その会社だけでの所得は15万円程度と低いため、将来もらえる年金は少なくなりそう。

※結婚していた時は、13年ほど国保に加入してパートをしていた。

【月間支出】
・60万円~70万円程度

【月間支出の内訳】
・住宅ローン:12万円
・積立修繕金/管理費:3万8000円
・iDeCoの拠出金:2万3000円

※その他の金額は、ペットの世話代、食費や日用品、後輩にごちそうする食費などがかさんでいる状況。下記の臨時支出も別途発生している。

【その他の支出】
・ドル建て年金保険に年間100万円程度を拠出中。65歳まで支払うと月900ドル(約12万円)が20年間支給されるので、頑張って支払い続ける予定。
・旅行費(年に2回程度で、1回あたり25万円を使用)

【金融資産】
・株式など:2500万円相当(娘のジュニアNISA含む)
・養老保険:450万円(娘名義)
・iDeCo:135万円