ロシアがウクライナに対する攻撃で極超音速ミサイル「キンジャール」を再び使用したことで、次世代の極超音速兵器に対する関心が高まっている。米中両国はここでも覇権争いを繰り広げることになりそうだ。ロシアは9日、ウクライナに向けてキンジャール6発を発射した。両国の当局者が明らかにした。ロシアはキンジャールについて、音速の10倍の速度に到達可能だと述べている。ロシアは、キンジャールが音速の5倍(マッハ5)以上で飛行できるため、極超音速ミサイルだと位置づけている。だが、キンジャールは既存の弾道ミサイル「イスカンデル」を空中発射式にして改良したものだとして、ロシアの見解に疑問を投げかけるアナリストもいる。キンジャールは通常兵器と核弾頭の双方を搭載できる。
極超音速ミサイル、新型兵器開発の焦点に浮上
防衛システムを回避可能 中・露・イランが開発、米国は遅れ
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