サウジアラビアの航空会社2社が米ボーイングの「787ドリームライナー」を合計約80機、さらにオプションで約40機を購入する契約に近づいている。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。関係者によると、リヤド航空は、サウジの政府系ファンドが週末に立ち上げた新しい航空会社で、39機のワイドボディー(双通路)機を発注するとみられ、既存の航空会社サウディアも同数の航空機を購入するもようだ。14日にも発表される見通しのこの合意には、両社が約40機のドリームライナーを追加購入するオプションも含まれる見込みだという。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は週末、関係者の話として、ボーイング機の発注額は約350億ドル(約4兆7200億円)と報じた。この金額には、航空機メーカーが顧客に提供する一般的な大幅割引が含まれているのか、またサウディア向けの航空機も含まれているのかは分かっていなかった。