――筆者のジェームズ・マッキントッシュはWSJ市場担当シニアコラムニスト ***  いつか来た道だ。米連邦準備制度理事会(FRB)は12日、一部銀行で始まった取り付け騒ぎが業界全体に広がるのを防ぐため、銀行向けの資金供給策を打ち出した。証券大手ベアー・スターンズの救済劇からあと2日で丸15年というタイミングだった。  当面の問題は、それが成功するかどうかである。投資家にとっては、昨年の市場を混乱させた急激な金利上昇が終わりを告げたのか、そして、どのような教訓が得られるのかが、それに次ぐ問題となっている。