【ワシントン】米政府は中国がウクライナ停戦を呼びかけることに警戒感を募らせている。現時点での停戦は、ロシアによるウクライナ領土の支配を強める可能性があるとの見方だ。  中国の習近平国家主席は来週ロシアを訪れ、ウラジーミル・プーチン大統領と会談する。ホワイトハウスは17日、ウクライナ戦争を巡り中国がロシアとの関係を深めていることに懸念を表明した。  国家安全保障会議(NSC)のジョン・カービー戦略広報調整官は記者会見で、停戦の呼びかけはロシアに有利となる一方的な提案だとけん制。「現時点で停戦すれば、事実上、再びロシアによる征服を認めることになる」と述べた。 。