米連邦準備制度理事会(FRB)が今月に入り破綻したシリコンバレー銀行(SVB)のリスク管理を巡り、少なくとも4年前から懸念を示していたことが、資料から明らかになった。SVBのベンチャーキャピタル部門の従業員の間で昨年回覧されたプレゼンテーションによれば、FRBは19年1月にリスク管理システムを巡ってSVBに警告を出していた。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)ではその内容を確認している。FRBがSVBに出したのは「注意事項の喚起(MRA)」と呼ばれるもので、執行措置よりも軽い種類の警告となる。当局は問題への対応措置がとられたか確認しなければならないが、19年にFRBがその基準をSVBに課したかは不明。
SVBのリスク管理、FRBが4年前から懸念示す
有料会員限定
あなたにおすすめ