【ワシントン】米連邦準備制度理事会(FRB)が今月に入り破綻したシリコンバレー銀行(SVB)のリスク管理を巡り、少なくとも4年前から懸念を示していたことが、資料から明らかになった。  SVBのベンチャーキャピタル部門の従業員の間で昨年回覧されたプレゼンテーションによれば、FRBは19年1月にリスク管理システムを巡ってSVBに警告を出していた。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)ではその内容を確認している。  FRBがSVBに出したのは「注意事項の喚起(MRA)」と呼ばれるもので、執行措置よりも軽い種類の警告となる。