ウクライナは、今穀物年度の生産量が前年比15%程度減少するとの見通しを示した。  同国のミコラ・ソルスキー農業政策・食料相はインタビューに応じ、ロシアによる侵攻で輸出が滞る中、一部の農家は国外に輸送しやすいヒマワリの種や大豆といった作物に切り替えていると明らかにした。  このため、2023年度のトウモロコシや小麦などの穀物生産量は、異常気象にならなくても前年を15%下回ることが予想されるという。  穀物の生産量が15%減り、ヒマワリの種や大豆が増えれば、価格が再び影響を受ける可能性がある。