中国の習近平国家主席とロシアのウラジーミル・プーチン大統領は21日、前日に続いて会談し、政治・経済面で二国間の関係を強化することを改めて確認した。米国と民主主義の同盟国が主導する世界秩序に対抗する上で、利害が共通するとの認識も示した。習氏は中ロの間で「政治的に相互の信頼が深まっている」とし、利害が共通する分野が増えていると語った。西側諸国から制裁を科されているロシアは、中国に対する経済面な依存度を高めている。中国は商業・金融分野での関係強化に取り組む姿勢を明らかにした。習氏は一方でウクライナを巡り、紛争の仲介役としての役割を演じる姿勢を示した。中国は先月、紛争終結に向けた交渉を呼びかける12項目の文書を発表している。習氏は「われわれは常に平和と対話を支持する」と述べた。