40代半ばで第2子誕生の共働き夫婦、妻が転職で収入減…学費用に家を売るべき?写真はイメージです。Photo:PIXTA

40代半ばで第2子誕生
教育費のために家を売るべき?

 今回の相談は52歳の男性会社員、Bさんからです。

 Bさん夫婦は共働きで、今から数年前(お二人が40代半ばのころ)に第2子が誕生しました。ですが、育児に時間を割くために奥さんが年収を下げて転職したことから、家計が苦しくなったといいます。

 お子さん二人分の教育費を捻出しつつ、夫婦の老後資金を確保するために、持ち家を売るべきなのかお悩みです。

【家族構成とそれぞれの年齢】
・Bさん(夫、52歳)
・妻(48歳)
・長女(9歳)
・長男(3歳)

【世帯収入】
・月間44万~47万円程度(年間528万~564万円程度)
・夫婦のボーナスは計80万円程度

【支出】
・家族4人分の生活費:月間47万円(住宅ローン返済、親戚への借入金返済を含む)
・車の維持費、固定資産税、家の保険など:年間50万円
・帰省や旅行の費用:年間20万円

※実際の生活費はこれよりも少ない。ここでは、息子が大きくなった時の教育費を織り込み、その金額を記載した。

※住宅ローンの残債は1500万円で、返済期間はあと20年残っている。

※家を買うために、住宅ローンとは別に親戚からお金を借りている。その返済が毎月7万円発生している。

【資産】
・普通預金:700万円
・子ども名義の口座:200万円(お年玉などを貯金)
・投資:87万円
・持ち家:6000万円前後で売却可能