「コミュニケーションは“お笑い”のスキルでもっとうまくいきます」。そう語るのは、元芸人でネタ作家の芝山大補氏だ。芸人300組以上のネタ制作に携わった経験を活かし、ビジネスパーソンから一般の方まで幅広い層に「コミュニケーションに活きる笑いのスキル」を教えている。そのノウハウをまとめた初の著書『おもろい話し方 ~芸人だけが知っているウケる会話の法則』が話題を集めている。「初対面でも会話が続く人がやっていること」「トークで相手を引き込むコツ」「相手の心に10倍響く“感想”の伝え方」「好かれるリアクションの極意」「すべらない話の作り方」「お笑いタイプ診断」など、元芸人ならではのコミュニケーションノウハウが満載の一冊だ。今回は、その芝山氏におもしろい話がザクザク作れる方法について教えてもらった。

芸人が本当は教えたくない「おもしろい話」がザクザクつくれる方法Photo: Adobe Stock

芸人もやっている、おもしろい話を作る方法

 みなさんのまわりにも、話題が豊富で、おもしろいトークをたくさんする人がいると思います。彼らはどうやって、まわりを楽しませるネタを探し、おもしろくしているのでしょうか。

 今回は、そんなおもしろいトークを量産する人がやっている「おもろい話がざくざく作れる方法」を紹介します。

 その方法とは、「ニュースを見て、ツッコミどころを探す」。たったこれだけです。これを意識するだけで、この先おもしろいトークがザクザクと手に入ります。

こんなふうにニュースにツッコんでみよう

 例えば、最近、こんなニュースを見ました。

「●▲社がコンセント部分の不具合でホットカーぺットを回収」

 このニュースを見て、僕はこうツッコミたくなりました。

「ホットカーペットの話なのに、“ホッと”できないニュースやな」

 こんな感じでツッコミどころをつくって話すだけで、ただのニュースがオチのある笑える話に変換されます。

 他にもこんなニュースがありました。

「ダルマを入れるバックが発売。「8」という末広りで縁起のいい数字にちなんで、限定8個、価格は8万8888円。2023年2月23日に発売される」

 これはけっこうツッコミどころが多く、「そもそもダルマを入れるバックってなに!?」「発売日には8を入れないんかい!」など、良い話のネタになるなと思いました。

 こうやってツッコミどころを探すと、普通のニュースもすべておもろいトークになります。ぜひ意識してみてくださいね。

芝山大補(しばやま・だいすけ)
ネタ作家
1986年兵庫県生まれ。2007年、NSC大阪校に入学。2009年、2011年には、それぞれ別のコンビでキングオブコント準決勝進出。2015年にはフワちゃんと「SF世紀宇宙の子」を結成。同コンビを解散後は、ネタ作家に転身。賞レースのファイナリスト、セミファイナリストなど、芸人300組以上のネタ制作に携わる。2019年からは、「笑いの力で人間関係に悩む人を救いたい」という想いから、お笑いの技術を言語化して伝える「笑わせ学」に取り組む。講義やイベントでの指導、YouTubeやTikTokでの活動を通じて、多くの人に芸人の技術を伝えている。発売から続々重版が決まっている初の著書『おもろい話し方』が絶賛発売中。