エイプリルフール「同性愛」で2年連続炎上、嘘のネタにする残酷さとは写真はイメージです Photo:PIXTA

恒例となった4月1日のエイプリルフールネタ。今年もネット上では各企業が趣向を凝らし、見る人を楽しませたが、一方でこのエイプリルフールネタがきっかけで著名人が「炎上」するケースも毎年恒例となりつつある。昨今、冗談だとしても、人権やプライバシーに関わることをやゆすることは厳しい批判にさらされている。(フリーライター 鎌田和歌)

エイプリルフールは物議を醸し「炎上」が恒例化

 ツイッター上では今年もさまざまな企業がエイプリルフールの「ウソ」投稿を行っていた。

 特に話題となったのは江崎グリコの「プッチンプリン【公式】」アカウント。カラメルソースとプリンの比率を逆にしたプリン画像に「ンチップンリプ」という文字を添えたツイートは、20万回近くの「いいね」を集める大反響となった。

 また、パインアメを販売するパイン社は、「本日発売!パインアメストロー」と銘打って「環境に配慮したパインアメで出来たストロー」を画像付きで紹介。こちらも約12万回の「いいね」を集めている。

 海外では、アメリカのデータ分析会社「Codify」が、大谷翔平選手が左投げに挑戦する可能性があるという内容を画像とともにツイートし、その後「エイプリルフールおめでとう!」と投稿した。

 ネタを仕掛ける側、受け取り側ともに楽しむことができるエイプリルフールだが、一方で近年では、この日の投稿が物議を醸し「炎上」してしまうのも恒例になりつつある。