日本の「ドン・キホーテ」のような
1日いても飽きない場所にする

――JAPAN TOWNが成功するために一番重要ししている経営指標は何ですか?

 お客様の滞留時間です。カップルやファミリーで来店したお客様が半日、1日いても飽きない場所にすることが成功のカギだと思っています。

 その意味で、例えば日本の「ドン・キホーテ」のような、ごちゃごちゃと面白い商品がたくさんあり、宝探しのようで、何時間店舗にいても飽きないようなテナントにも入店してもらいたいと考えています。

 奥さんや子どものショッピングで退屈することの多いお父さん向けに、バック、靴、小物のフロアも作る予定です。また最近上海で流行り始めているシミュレーションゴルフなどの導入も検討しています。

 エンターテインメントもそうです。まだ詳細は明かせませんが、中国人の子どもであれば誰でも知っている日本のエンターテインメントコンテンツを導入する予定です。

 またファッションとしても、アパレルだけでなくメイクなども含めてBefore/Afterを体験してもらうとか、上海モデル事務所とも提携して、消費者もモデルを体験できるイベントを開催するとかもありえるでしょう。フロア全体の50%を飲食とエンターテインメントにして、お客様の滞留時間を長くしたいと思います。

――飲食も日本料理で固めるのですか?

 日本であれば「ショッピングのついでに飲食」になると思いますが、中国は逆です。「飲食のついでにショッピング」となるので、飲食テナントを充実させる必要があります。中国人相手に日本料理だけで勝負すると集客力が落ちてしまうので、一部中国系の大衆レストランの出店も行う予定です。近くのショッピングモール(万達広場など)には出ていないところを中心に、出店交渉を進めています。日本料理に関しては基本的には、上海初上陸の店を出店する予定です。

――昨年9月の反日デモの影響はどうですか?

 先日に東京で出店予定の企業を訪問したときには、出店意欲にあまり変化はありませんでしたが、地方の企業はかなり怖がっている感じを受けました。でも競合の日系企業がためらっている今こそ、チャンスだとポジティブに考えていただけたらと思います。