たった90日で劇的に成績を上げる新メソッド、一挙公開! 学年最下位をとっていた落ちこぼれが、勉強に目覚め、たった90日で「京大模試D判定⇒A判定&全国1位」に。そして京大に合格。そのときの勉強法を再現性あるものに練り上げ、「いつ、どの教科を、どう勉強するか」という受験戦略を構築。その勉強メソッドをまとめた『逆転合格90日プログラム』が10月11日に発売された。本稿では、本書より内容の一部を特別に公開する。

「国語は古文・漢文から勉強すべし」いきなり成績を上げるテクニックPhoto: Adobe Stock

いきなり国語力を上げるメソッド

 本日は「模試・定期テストの国語復習法」についてお伝えします。

 模試や定期テストには「重要で厳選された問題」しか出ません。特に模試は広い範囲からの出題なので、より精度の高い問題が出てきます。

 しかも、模試や定期テストで間違えた記憶は、色濃く鮮明に、悔しさを伴って残っています。復習すればすぐ覚えられるので、効果的に勉強できます。

 では、さっそく見ていきましょう!

ステップ1:まず、「30秒だけ勉強するぞ」と決めます。

ステップ2:国語の「模試」や「定期テスト」を机の上に置き、開きます。

ステップ3:現代文ではなく、古文か漢文をやりましょう。「古文の現代語訳を見る」、あるいは「漢文の日本語訳を見る」をやってください。

ステップ4-1:古文や漢文の文章を、全訳を見ながら読んでいきます。
● 途中で知らない単語があったら、蛍光ペンを塗る。「主語がわからなくなった」「知らない句形が出た」「和歌の意味がわからない」と思ったら、すぐさま全訳をカンニングする。
● 最後まで読み切ったら、設問を読み、特に自分が間違えた問題を見る。「はじめて解いたとき、ココがわからなくて間違えたんだな」と思い出す。
● 答えを見る。必要なら解説を読んで、納得できたらOK。納得できなかったらフセンを貼り、明日学校や塾で質問する。

ステップ4-2:現代文の文章を通読します。
● 途中で知らない単語があったら、蛍光ペンを塗る。
● 問題を解く。ここで「本文〇行目に~とあるから、この選択肢は〇または×」といった解答根拠も探しながら行う。

 余談ですが、「現代文」と「古文・漢文」では、「古文・漢文」のほうが勉強しやすい(点数を上げやすい)です。現代文には「運」の要素があります。しかも、現代文で安定して点を獲るには、「コツ」をつかむ必要がありますが、習得に時間がかかる人とかからない人がいます。ちなみに「コツ」とは、「本文〇行目に~とあるから、この選択肢は〇(または×)」を明確することです。

 一方、古文は「古文単語を覚える」「古典文学を覚える」「古文を音読する」という単純作業で勉強すれば、確実に伸びます(漢文も同様)。要するに英語と同じです。むしろ、英語より覚えるべき単語量・文法事項が少ないので、英語よりはるかに短期間で伸びます。

ステップ5:蛍光ペンを塗った知らない単語や句形を調べ、ノート等に書き込み、定期的に復習します。拙著『逆転合格90日プログラム』では、ブレットリストというツールに書き込むことを推奨しています(下図参照)。

 以上です。ぜひ試してみてください!

(本原稿は、篠原好著『試験直前でも合格! 短期間で実力を上げる高速学習法 逆転合格90日プログラム』を編集・抜粋したものです)