米マイクロソフトが25日発表した1-3月期(第3四半期)決算は、売上高が前年同期比7%増加した。景気を巡る懸念を背景に同社のソフトウエアやクラウドサービスに対する企業の需要が後退したにもかかわらず、売上高の伸びはアナリスト予想を上回った。ただ、増収率は2四半期連続で2桁に届かなかった。純利益は前年同期比9%増加し、市場のコンセンサス予想を大きく上回った。1-3月期の純利益は183億ドル、売上高は529億ドル。アナリスト予想はそれぞれ166億9000万ドル、510億2000万ドルだった。マイクロソフトの成長を支えてきたクラウドコンピューティング事業は伸びが鈍っている。同事業の「Azure(アジュール)」の売上高は27%増で、ファクトセットがまとめたアナリスト予想の平均に一致したが、四半期としては最も低い伸びとなった。
米マイクロソフト、1-3月期の増収率が予想上回る
売上高は前年同期比7%増加
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