『勉強が面白くなる瞬間 読んだらすぐ勉強したくなる究極の勉強法』が、10万部を突破。サブタイトルは、読後感を表したもの。事実、韓国の調査機関によると、この本を読んだ中高生の98.4%が「勉強したくなった」と証言。また、実際に読んだ読者から、「涙が止まらない」「この1年で一番泣いた本」などの声を多くいただきました。本を読みたくても読めない人や漢字が難しくてまだ読めない人、そして、本を読んでくださった方へなにか還元できないかと企画したのが朗読会。GW特別企画として、+sicksの役者陣による朗読会の一部を5月15日までの期間限定で配信します。

勉強しないといけないのに。勉強したいのに……

 今回のお話は、アイスクリームを売っている12歳の少年が主人公。12歳で家族のために働いている少年の喜びは、図書館で本を読むことでした。少年の夢は、「アイスクリームを買い食いできる子どもたちみたいになる」こと。勉強したくても勉強できない人たちがいます。皆さんは、この話を聞いてどう思いますか?

ジャック・ロンドンのその後

 ジャック・ロンドンは勉強したり中断したりという紆余曲折の末、やっとのことで大学に入学しました。そして1900年代を代表するスター小説家になったのです。彼は底辺の人々の悲惨な生活を描いた小説を次々と発表しました。特に子どもや青少年労働者の人権というテーマに、ひとかたならぬ情熱を注ぎました。ジャック・ロンドンの小説は、義務教育と無償教育制度の誕生にも、直接・間接に影響を与えました。

(書き手/編集部 武井康一郎)

(本原稿は書籍『勉強が面白くなる瞬間 読んだらすぐ勉強したくなる究極の勉強法』を一部抜粋した記事です)