『勉強が面白くなる瞬間 読んだらすぐ勉強したくなる究極の勉強法』が、10万部を突破。サブタイトルは、読後感を表したもの。事実、韓国の調査機関によると、この本を読んだ中高生の98.4%が「勉強したくなった」と証言。また、実際に読んだ読者から、「涙が止まらない」「この1年で一番泣いた本」などの声を多くいただきました。本を読みたくても読めない人や漢字が難しくてまだ読めない人、そして、本を読んでくださった方へなにか還元できないかと企画したのが朗読会。GW特別企画として、+sicksの役者陣による朗読会の一部を5月15日までの期間限定で配信します。

二度と、絶対に勉強してはならん!

 今回のお話は、18世紀のフランスが舞台。女性として生を受けただけで、人生と夢に希望を持てない。それが許されるのは男性だけ。勉強したくても勉強できない人たちがいます。皆さんは、この話を聞いてどう思いますか?

ソフィー・ジェルマンのその後

 ソフィー・ジェルマンは結局、数学学校に入学できませんでしたが、数学学校のノートを毎日借り、「ルブラン」という男性の名前を名乗るなどして、粘り強く勉強を続けました。そして19世紀ヨーロッパのあらゆる男性数学者たちも顔負けするほどの優れた学者になりました。パリにはいまも彼女の名を冠した「ソフィー・ジェルマン通り」「ソフィー・ジェルマン高校」があるほどです。彼女の輝かしい業績は、多くの人々に女性教育の必要性を知らしめました。

(書き手/編集部 武井康一郎)

(本原稿は書籍『勉強が面白くなる瞬間 読んだらすぐ勉強したくなる究極の勉強法』を一部抜粋した記事です)