映画館で「席をかわって」譲るべき?議論沸騰!日本人を悩ませる罪悪感写真はイメージです Photo:PIXTA

ゴールデンウィーク中にツイッターで、「映画館での席交換」について話題になった。予約していたのに、後から来た人に「連れと並んで座りたいからかわってほしい」と言われたら、あなたならどう感じるだろうか。(フリーライター 鎌田和歌)

「席をかわってくれませんか?」

 ツイッター上では、一見たわいもなく思えるトピックについて議論が紛糾することがある。たわいなく見えて、実は多くの人が心に引っかかっていた話題であり、この機会に我も我もと意見を言いたいということなのであろう。

 これまでも、たとえばポテトサラダをスーパーマーケットの総菜として買うのは「手抜き」なのかとか、初デートでサイゼリヤはアリかナシかとか、お好み焼きをおかずにしてご飯を食べるのは普通なのかどうか、といった話題が交わされてきた。

 ゴールデンウィークの最中にツイッターで新たに話題になったのが、予約制の映画館で後から来た人が、連れと隣同士で座りたいから「席をかわってくれませんか?」と頼むのはアリか、ナシかである。

 発端となったつぶやきは5月3日の夕方にツイートされ、これまで6000回近くリツイートされ、1.4万回いいねされている。

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また映画館にいましたよ。
「離れた席しか取れなかったから席を代わってくれませんか?」って奴ら。
代わるわけないだろアホカップル。
ばーか、ばーか。(@hatsume1122
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「いいね」が大量に押されていることから、これがたくさんの共感を集められたことがわかる。また、リツイートの中でも引用リツイート(自分のコメントをつけるかたちでのリツイート)が1500件以上あることから、自分も一言言いたいと思った人の多さがうかがえる。

 引用リツイートでは、元のツイートへの肯定的な意見以外に「そのぐらい譲ってあげればいいのに」といった内容の否定的意見もあり、このような「譲ってやれば?」派の人に反論するかたちのツイートも見られる。否定的意見、その反論、さらに再反論……が重なっていくにつれ、さらに拡散されてギャラリーと参加者が増えていく。