国際基督教大学のキャンパスはどんな雰囲気?

 最寄り駅のひとつであるJR三鷹駅までは新宿から快速で20分もかからないのに、総面積62万m2。東京ドームの約13個分。大学入り口から600mも続き、学生に「滑走路」と呼ばれる桜並木の果てのキャンパスは、3000人弱の学部生総数に比してめちゃくちゃ広大だ。

 低層建築の校舎群を包みこむ「原生林」には、コウモリやタヌキも生息。NHKの『ダーウィンが来た!』でキャンパス内のアナグマが特集されたこともある。キャンパス内の生物の生態調査を卒論にする学生もいる。林の浅いエリアには学生寮や教員住宅が点在し、全学生の約30%にあたる800人が生活している。

 多くの学生の移動手段は自転車で、緑の中をのんびり走る姿は爽やか。本館前の芝生広場は、学生たちの憩いの場であり、交流、学びの場でもある。天気のいい日には青空教室が開かれ、日当たりのいい「ばか山」と「あほ山」付近ではひなたぼっこしたり、談笑したりする学生たちがいっぱい。12月には教会前のヒマラヤスギが装飾され、礼拝やキャンドルナイトなどのクリスマスイベントも行われる。