コロナ禍が続く「不確実性」の中で就活をした主要大学の学生は、どのような企業・団体を選んだのか。国公立・私立主要27大学別の2022年就職先ランキングを作成した。第5弾は早稲田大学と慶應義塾大学の就職先をお届けする。アフターコロナが見え始めた今、就活戦線を戦う学生とその親は参考にしてほしい。(文/ダイヤモンド・ライフ編集部 データ提供/大学通信)
早大生と慶大生
「就職先の早慶戦」の行方
東京六大学野球で有名な早稲田大学と慶應義塾大学は、私学の雄として並び称される存在だ。両校のOB組織である「稲門会」と「三田会」は、ビジネス界においても一大勢力として知られる。
そんな早大と慶大の卒業生がどんな企業・団体に就職しているのかは、注目されることが多い。
2021年の就職先を振り返ると、早大は1位富士通、2位NTTデータ、3位楽天グループ、4位アクセンチュア、5位東京海上日動火災保険となっている。一方の慶大は、1位が東京海上日動火災保険、2位三菱UFJ銀行、3位慶應義塾、4位三井住友銀行およびアクセンチュアとなっている。就職先が多岐にわたる早大に対して、慶大は金融系が多い印象だ。
果たして、22年の早大・慶大の就職先はどうなったのか。