VWポロGTIPhoto by Akihiko Kokubo

速さ/ハンドリング/取り回し性に優れたオールマイティな存在。ポロGTIは、ファーストカーの機能と、ワインディングで“いい汗”がかけるスポーティな万能モデル。分別を備えた大人が似合う。

ポロにGTIが復活
2Lの直噴ターボ搭載

 ポロのラインアップにGTIが復活した。

 ポロに初代GTIが誕生したのは2000年5月。初代は全長が4mを大きく割り込み、全幅は1.7mを下回る文句なしの“5ナンバーサイズ”。車両重量は1.2トンそこそこだったから、まさしく“軽量・コンパクト”なスポーツハッチといえた。

 兄貴分が積むちょっと大きめのエンジンを移植する、というのを常套手段にしていた当時のGTIの流儀に従い、初代GTIが搭載したエンジンは、最高出力が125psにすぎない自然吸気の1.6Lエンジン。それと比べるとまさに“隔世の感”なのが、22年余りの時を経てラインアップに加えられた、最新のポロGTIである。