PTA改革を阻む「抵抗勢力」の困った実態、経営者など“大物PTA会長”すら苦戦写真はイメージです Photo:PIXTA

経営者や弁護士といった「大物PTA会長」が、旧態依然としたPTAの風土を変えたという報道を見かけることがある。だが実は、こうした成功例はごく一部だ。表に出ていないだけで、大物会長によるPTA改革がうまくいかなかった例も多い。改革を阻むのは、体制を元に戻そうとする「抵抗勢力」である。PTAの問題点が広く知られるようになった今も、反対派はなぜ出現するのか。短期集中連載「大塚さん、PTAが嫌すぎるんですが…」の番外編では、PTA改革が難航する理由について解説する。(ライター 大塚玲子)

経営者など“大物会長”が
PTA改革に苦戦する例も

「経営者など専門スキルを持ったPTA会長が、その能力を生かして『PTA改革を成し遂げました!』みたいな例ってありませんか?」。ダイヤモンド・オンラインの編集担当者さんから、こんなお尋ねがありました。

 そうですね、なくはないです。経営者や税理士、弁護士、医師、大学教授、議員さんなどなど、父親が多いですが、「PTA会長になって改革をやりました!」という話は時々聞きます。いわゆる社会的地位も高い人たちので、そうでない人と比べると、校長や他の保護者に耳を傾けてもらいやすいところはあるでしょう。

 ただ、そういう人でも必ずしもPTA改革がうまくいくわけではありません。うまくいかないこともありますし、いったんは改革できても、抵抗勢力に後からひっくり返されてしまう場合もあります。

 詳細は書けませんが、世間から「先生」と呼ばれるような職種の人でも、PTA改革においては陰口を叩かれたり「吊し上げ」にあったりしていることが、意外とあるものです。

 今回は、なぜPTA改革は難しいのか、またどんなときにうまくいって、どんなときにうまくいかないのか、といったことを考えてみたいと思います。

【次ページ以降】
・保護者を助けるはずのPTA改革に「抵抗勢力」が現れる理由
・一度は改革に成功したPTAで「揺り戻し」が起きるケースとは
・PTA改革に校長先生が反対!?「鶴の一声」の思惑とは