「SIM内蔵PC」ならではの
LTEの高速通信も魅力

 これまで、いろいろなパソコンを購入・レビューしてきたが、Let’s noteはとても安定して使える。

パナソニック「40万円のLet's note」にIT批評家が大満足の理由、真の魅力とは拡張性が高く、端子は盛りだくさんだ Photo by S.T.
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 拡張性が高く、コンパクトなボディーには二つのUSB Type-C端子をはじめ、HDMIやVGA端子を搭載しているのだが、使えない周辺機器は極めて少ない。他のパソコンで相性が悪くて使えないような機器でも使える可能性が高いのだ。

 もちろん、これは個人的な経験であり、すべてが使えるというわけではないが。コンパクトで軽量なのに、HDMI、VGA端子、有線LANを搭載するので、出先でつながらなくて困ることもまずない。アダプターなども不要だ。

パナソニック「40万円のLet's note」にIT批評家が大満足の理由、真の魅力とは逆側も端子は盛りだくさんだ Photo by S.T.
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 さらに、今回のモデルが高額になった理由の一つがLTEのSIMを内蔵できることだ。データ通信はスマートフォンのテザリングでもこと足りるのだが、パソコン単体で通信できると仕事がとても速い。起動やスタンバイから戻るとごく短時間で通信できるので手間が掛からない。また、同じキャリアで利用してもテザリングよりは高速だ。

 以前、他社のLTE内蔵モデルとLet’s noteの他のモデルを比較テストしたことがあるが、通信速度はLet’s noteのほうが速く接続性も良かった。「つながらない」「つながりづらい」ためにイライラすることが極めて少ないのだ。

 いまや、仕事のコミュニケーションはMicrosoft TeamsやSlackなどを使うのが普通になっており、Web会議も盛んに行われている。データ通信に強いのは重要な選択条件だ。

パナソニック「40万円のLet's note」にIT批評家が大満足の理由、真の魅力とは今回はLTE内蔵モデルを選択した Photo by S.T.
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