ジャニーズ社長の謝罪が「スッキリしない」2つの理由…あなたも決して無関係ではない?写真はイメージです Photo:PIXTA

「なんで謝罪しているのに炎上するのだろう」と思ったことがありませんか。最近では、性加害問題に対するジャニーズ事務所・藤山ジュリー景子社長の謝罪が炎上しています。実は、見ていてスッキリしない企業の謝罪には「二つの原因」があります。あなた自身もその一つに該当しているかもしれません。(百年コンサルティング代表 鈴木貴博)

気持ちがスッキリしない「謝罪」には
二つの理由がある

 わたしは著名な経済評論家でありながら人間としてはクズなところがあって、それで物事がこじれるとそのことで相手は逆上します。

「なんでひとこと謝れないんだ!」

 というのが、わたしに怒る人のいつもの発火ポイントです。

 世の中の経営者は逆で、謝罪をします。謝罪をしたのですが炎上しているのが、ジャニーズ事務所の藤島ジュリー景子社長です。

「なんで謝罪しているのに炎上するのだろう」

 というのが長年のわたしの疑問でもありました。

 企業の裏側を長年見てきた立場で解説すると、企業経営者が謝罪する場合は弁護士とPRアドバイザーが両脇を固めます。

 弁護士は謝罪する内容について文章や言い回しをきちんと設計して、企業が被る損害が最小限になるような謝罪文を作成します。PRアドバイザーはお辞儀の角度、表情、質疑に対する言質を取られない防御策などを経営者に伝授します。会見の前、なんどもリハーサルを経て公式な謝罪に臨みます。

「このたび世間をお騒がせしたことを深くおわびします」

 と言って、深々とお辞儀をするシーンが映像で何度も流れるのが通例です。

 さて、ジャニーズ事務所の話に限らず、気持ちがスッキリとしない謝罪劇はよく見かける光景です。実はわたしは、ずいぶん前にこの疑問に対する答えを一つ見つけました。二つある答えのうちの一つです。