誰しも悩みや不安は尽きない。寝る前にイヤなことを思い出して、眠れなくなるなんてことも……。そんなときの助けになるのが、『精神科医Tomyが教える 40代を後悔せず生きる言葉』(ダイヤモンド社)だ。ゲイのカミングアウト、パートナーとの死別、うつ病の発症……苦しんだ末にたどり着いた、自分らしさに裏づけられた説得力ある言葉。心が落ち込んだとき、そっと優しい言葉を授けてくれる。Voicy精神科医Tomyきょうのひとことの“言葉の精神安定剤”で、気分はスッキリ、今日がラクになる!

【精神科医が教える】<br />なんとなく毎日を送っている人、人生を10倍楽しんでいる人の“決定的な違い”Photo: Adobe Stock

思い切って生き方を変えてみる

実はアテクシ、子どもの頃から思い描いてきたことがあるんです。それは10年ごとに生き方をガラリと変えてみるということ。そして、おおよそ実行してきています。

親がお医者さんだったこともあり、子どもの頃は漠然と、自分も将来的には医者になるものだと思って勉強を頑張りました。

ただ、父親の姿をみていると、日々仕事に追われて、ほとんどプライベートの時間もないし、医師というのはとても大変な仕事なのだと、子どもながらに感じていました。

10年ごとに仕事を変える
という生き方

父親の姿をみていて、自分が医者になったとしても、生涯ずっと続ける自信がなかったのです。いまにして思うと、そこまで医師になりたいという強い志がなかったというのが正直なところです。

そして、10年ごとに仕事を変えてもいいんじゃないかと思っていたのです。10代は医師になるため、ひたすら勉強を頑張り、20代で医師になり研鑽を積みました。

幼い頃から小説家に憧れを抱いていたのですが、30代のときに初めての著作を刊行するなど、物書きの仕事をするようになりました。

人生が10倍楽しくなる方法

そして40代のいま、YouTubeInstagramTwitterブログなど、みなさんの役に立つ情報発信に力を入れるようになって、なんとなく自分自身が思い描いたようになっているわけです。

50代になったら、またやることを変えてもいいと思っています。十年一昔(じゅうねんひとむかし)といわれますが、現在の世の中は移り変わりが激しく、5年も経つともう昔のことになってしまう勢いです。

おおよそ人生は、学生時代、社会人時代、定年後(老後)時代と分かれますが、そのなかで10年に一度、自ら生き方を変えていけば、感覚的には人生が10倍楽しくなると思うんです。

リスクを避けるか
チャレンジするか

人生を変えるというのは、リスクもあります。現状維持で生きていくほうが安定していてラクかもしれません。しかし、人それぞれ、いろんな可能性を秘めています。

いまやっていることをずっと続けたいと思っているのなら、無理をする必要はありません。

しかし、もしやってみたいことがあるなら、多少のリスクを抱えつつも、チャレンジしてみていいと思うのです。

人生はバージョンアップできる

人それぞれ「本当はこれをしたい」とか「これをやったらどうだろう」ということが心の奥底にあるのではないでしょうか。生き方を固定化してしまい、その思いからなんとなく目を背けているだけかもしれません。

少なくとも生き方は変えられないわけではないし、人生はバージョンアップできるとアテクシは思って実行しています。

※本稿は『精神科医Tomyが教える 40代を後悔せず生きる言葉』(ダイヤモンド社)の著者が日々お届けする“心のサプリメント”です。