知らないと確実にソン!新NISAでありがちな「7つの誤解」写真はイメージです Photo:PIXTA

前回、本コラムでNISAは必ずしも若い人だけではなく、シニア世代でも大いに活用できるというお話をした。しかし、最近の報道やSNSでのコメントを見ていると、来年からの新しいNISAについてはかなり誤解されている面もあるようだ。制度自体が新しいためにまだ十分理解されていないこともあるのだろうが、ありがちな7つの誤解について解説しよう。(経済コラムニスト 大江英樹)

(1)「積み立て投資は年間120万円しかできない」は
大きな誤解!

 利用可能額を全額、積み立て投資してもかまわない

 従来年間120万円が利用限度額だった一般NISAが、今回の制度改正で新たに「成長投資枠」として240万円利用できるようになった。また同じく、今までは年間40万円だったつみたてNISAの利用限度額も新しい「つみたて投資枠」では120万円と3倍に増える。

 これについて「つみたて投資枠が年間120万円というのなら、積み立て投資は年間120万円しかできないのか?」と言う人もいるが、成長投資枠でも同じ商品で積み立て投資することは可能なので、実際は360万円を全部積み立て投資で使ってもかまわない。

 また、制度自体は恒久化されるものの生涯に利用できる非課税限度額が1800万円となり、このうち、成長投資枠が1200万円とされているところから「つみたて投資枠は残りの600万円しか使えないのか?」と考える人もいるようだが、それも誤解だ。

 総枠1800万円の中で「成長投資枠」は1200万円が上限だが、つみたて投資枠には制限がないため、1800万円を全部積み立て投資に使ってもかまわないのだ。