誰もが学生時代に英単語をたくさん暗記した経験があるだろう。しかし「たくさん覚えても、全く話せるようにならなかった」と答える人が大多数だ。そんな英語学習者から「最短で英語の表現力をつけるならこれ」「会話で使える用例が半端なく多い」と絶賛の声を集める本がある。『話す力が身につく5分間英単語』だ。1トピック5分の英単語トレーニングで、実践的なスピーキング力リスニング力を向上させることができる。著者は、英字新聞編集長を10年以上務める高橋敏之氏。一般的な英単語集には記載されていない「ニュアンス」「実際の使われ方」を丁寧に解説した。本稿では本書から特別に一部を抜粋して紹介する。

【ビジネスで使える英語表現】提出期限、支払い期限、予定日を英語で言うと?Photo: Adobe Stock

due:「借金がある、返済義務を負っている」が語源

(1)(支払・提出などの)期限になっている
(2)(出産・到着などの)予定である
(3) 当然与えられるべき、適切な
(4)(due to ~の形で)~が原因で(= because of)

 dueについては、(4)で挙げたdue toが最もなじみがあるかもしれないが、それ以外にも様々な意味で使われる。

 一見するとバラバラの用法に見えるかもしれないが、dueの語源をたどると「借金がある、返済義務を負っている」という意味に行き着く。

 これを知るとそれぞれの意味同士のつながりが見えてくるはずだ。

 借金の返済は当然「期限」と深く結びついているし、「期限」と「(出産などの)予定、予定日」はイメージ的に近い。

 また、借金は当然返すべきものであるので「当然与えられるべき(敬意など)」という意味が生じたのも納得できるだろう。

(1)(支払・提出などの)期限になっている

I haven’t finished my homework which is due tomorrow.
明日提出の宿題をまだ終わらせていない
◆ 〈due+日付など〉で「期限が~」。due dateは「支払期日」

When is the bill due?
その請求書の支払期限はいつ?

The bill is past due.
その請求書は支払期限が過ぎている
◆ past dueで「支払期限が過ぎた」

(2)(出産・到着などの)予定である

Annie is pregnant, and the baby is due in October.
アニーは妊娠していて、予定日は10月だ

When are you due?
出産予定日はいつ?
◆ 「出産予定日」では、主語は母親と赤ちゃんのどちらも使える

The flight from Atlanta is due to arrive at 11 a.m.
アトランタからのその便は11時に到着予定だ
◆ be due to do ~で「~する予定だ」

What time is the next bus due?
次のバスはいつ到着予定ですか?
◆ dueだけでも「到着予定」という意味を表せる

My new book is due out in July.
私の新刊は7月に発売予定だ
◆ be due outで「発売・公開予定だ」

(3) 当然与えられるべき、適切な

We should treat the man with the respect that is due to him.
彼が受けるべき敬意を持ってその男性を扱うべきだ
◆ 〈due to+人〉で「(敬意、称賛などが)人に与えられるべき」

With all due respect, I’m afraid your plan has some flaws.
失礼ですが、あなたの計画には欠陥があると思われます
◆ with all due respectは「当然の敬意を込めて」から、「失礼ですが、恐れながら」と反論する際の丁寧な前置きとして使われる

After due consideration, we decided to go with her plan.
適切な検討をした後、彼女の計画を採用することにした
◆ 「与えられて当然の」から「適切な、十分な」の意味でも使う

(4)(due to ~の形で)~が原因で

I was late due to the heavy traffic.
渋滞が原因で遅れてしまった

The company’s failure was largely due to poor business strategy.
その会社の失敗は主に事業戦略の悪さが原因だ

consideration(名)検討
strategy(名)戦略

(本稿は『5分間英単語』から抜粋・編集したものです。)