20年以上多くの読者に選ばれ続けてきた大学案内大学図鑑!』が今年もパワーアップして発売された。現役生・OB・OGら5000人超のナマの声によってつくられた本書は他の大学選びのひとつの手段として選ばれている。本記事では最新版である『大学図鑑!2024』の出版を記念して、内容の一部を抜粋し再編集してお届けする。(本記事は2022年12月時点に執筆した『大学図鑑!2024』をもとにしています)

大学生Photo: Adobe Stock

 京都市北区にあるメインの衣笠キャンパスと、滋賀県のびわこ・くさつキャンパス(BKC)を持つ学部割れ大学。2015年には大阪府茨木市に新キャンパスを開設し、衣笠から政策科学部、BKCから経営学部が移転。

 2016年4月に総合心理学部、2018年4月に食マネジメント学部が、2019年4月にグローバル教養学部が新設された。2024年4月、映像学部と情報理工学部は大阪いばらきキャンパスへの移転が決まっている。愛称は「Rits(リッツ)」だが、恥ずかしいので学生が自分たちのことをそう呼ぶ習慣はない。

衣笠キャンパス

 京都駅からバスで約42分。緑豊かな衣笠山を背景に、周囲には金閣寺、竜安寺など京都でも有数の名刹が集まり、校舎の窓からは左大文字が見える。そんなロケーションの中、キャンパスでは新築・改築を繰り返してきた。「新しい建物や最新の設備と歴史を感じさせる建物が混在しているのが京都らしい」(学部生)。平井嘉一郎記念図書館(通称・パルテノン神殿)は100万冊の蔵書を誇り、自動貸し出し機能付きゲートや、用途別に趣向を凝らした閲覧席を備えた新名所。衣笠体育館のトレーニングルームには最先端のマシンがある。

 学生会館の「Cafe ゆんげ」は「スーパーデラックスパフェ」(7800円で7.5kg!要予約)が名物でよくインスタ映えを狙って利用される。存心館の大食堂は20時まで営業。ふだんの飲みは北野白梅町や円町で済まし、新歓コンパは河原町、西院、平野神社エリアまで足を運ぶ。花見はコロナ以降、円山公園か鴨川デルタに移行。