米アップルの1週間にわたる年次開発者会議「WWDC」が5日、開幕した。現実世界に仮想現実(VR)とデジタルアプリを重ねて体験できるヘッドセット「Vision Pro(ビジョン・プロ)」を発表した。同社にとって約10年ぶりの大型新製品となる。  ティム・クック最高経営責任者(CEO)は動画でビジョン・プロを披露し、拡張現実(AR)を通じて「空間コンピューティング」を実現できるようにするものだと語った。「現実世界とデジタル世界をシームレスに融合することでリアリティーを拡張する、新しいコンピューティング」だと説明した。