この規格の発表当初は、iPhoneに取り付けられるバッテリーが登場しただけだったが、最近はスタンドを兼用しているタイプが増えている。
バッテリーにスタンドが内蔵されており、iPhoneを立てかけられるのだ。iPhoneをスタンドに“横置き”すると、映画などを見るときに便利なことこの上ない。
旅先のホテルなどでiPhoneを置き時計代わりにする際にも、立てかけていると見やすい。単純なスタンドだが、これも細部が進化しており、おすすめのESR社の製品は角度がある程度調整できるようになっている。
さらに進化したモデルも登場
“両面”がワイヤレス充電に対応
さらに進化した製品も登場している。Anker 633 Magnetic Wireless Chargerは、ワイヤレスで充電できるスタンドだ。当然MagSafe対応なのでiPhoneをくっつけるだけでいい。
加えて、スタンドの背面部分がMagSafe対応バッテリーになっており、取り外して利用可能。すなわち、家ではワイヤレス充電スタンドとして利用し、出先ではバッテリーとして使える一石二鳥の製品だ。スタンドとして利用している間に、バッテリーにも充電されるところも素晴らしいアイデアだ。
最近クラウドファンディングに登場したBEZALEL Prelude Xシリーズも非常に面白い製品だ。MagSafe対応バッテリー自体もワイヤレス充電およびワイヤレス給電に対応する。
ややこしいのだが、MagSafe対応面の裏側がワイヤレス充電に対応するので、iPhoneに充電しながら逆側で完全ワイヤレスイヤホンに充電できる。つまり、ワイヤレスのダブル充電が可能なのだ。
さらに、このバッテリー自体もワイヤレスで充電可能。コンセントに専用の充電器を取り付けると、バッテリーとiPhoneをまとめてワイヤレス充電できる仕組みだ。こんな製品も今後はひそかなブームになってくるだろう。