「秋に向けて1年生たちを鍛える。夏に鍛え抜く。上級生のピッチャーが焦るくらいに1年生の力を伸ばす。なんなら、総取り換えしてもいいと思っている」

 そうはさせるかと、上級生投手陣は頑張るはず。走って走って、投げて投げて。

「走り込みよりも、もっと効率の良いトレーニング法がある」という考え方もあるのだろう。でも、そのセリフは「もう走れない」というくらい走り込んだ人間が言うからこそ説得力がある。われわれファンは、上級生投手陣の奮起を見守ろうじゃないか。

 春に目を覆ったファンを、秋には瞠目(どうもく)させてくれ。早稲田の躍動を見せてくれ!(敬称略)